社内でお知らせなどの更新は行っていますが、WordPress本体やプラグインのアップデートは行っておらず、保守契約も結んでいません。
セキュリティ上の問題が見つかった場合、制作会社やレンタルサーバー会社が対応してくれるのでしょうか?
WordPressを安全に運用するためには、保守契約を結んだ方がよいのでしょうか?
最終更新日:2026.11.06
WordPressのセキュリティ対策では、保守契約は必須ではありません。大切なのは、WordPressを安全に使い続けるための保守を、誰が行うか決めておくことです。
WordPress本体やプラグインには、セキュリティ上の弱点(脆弱性)が見つかることがあります。WordPressの保守では、定期的なアップデートやバックアップに加え、脆弱性情報の確認や緊急アップデートなどを行います。
こうした保守を自社で適切に行えるのであれば、社内で対応できます。一方、社内での対応が難しい場合は、専門会社との保守契約をおすすめします。
また、制作会社やレンタルサーバー会社の対応範囲は、契約内容やサービスによって異なるため、確認が必要です。
関連情報
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WordPressの脆弱性には誰が対応する?
例えば、会社のWebサイトで使っているWordPressのプラグインに、脆弱性が見つかったとします。
このようなとき、誰が問題を確認し、必要な対策を行うのでしょうか。
「Webサイトを作ってもらった制作会社が対応してくれるのでは?」「レンタルサーバー会社に任せておけば大丈夫なのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、Webサイトの制作を依頼したからといって、公開後の保守まで対応してもらえるとは限りません。制作会社との契約がWebサイトの制作・納品までであれば、公開後に見つかった脆弱性への対応は、契約に含まれていない場合があります。
また、レンタルサーバー会社が主に管理しているのはサーバー側のシステムです。WordPress本体やプラグインの管理は、基本的に利用者自身で行います。
つまり、保守契約がなく、社内にも詳しい担当者がいなければ、脆弱性が見つかっても、誰も対応できない状態になってしまう可能性があるのです。
そのため、現在の契約内容を確認し、脆弱性が見つかったときに誰が対応するのか、あらかじめ決めておくことが大切です。
参考:IPA「ウェブサイト運営のファーストステップ」(外部サイト)
WordPressのアップデートは自社でもできる?
WordPress本体やプラグインは、管理画面から簡単にアップデートできますが、操作が簡単だからといって、安全に更新できるとは限りません。
WordPressでは、Webサイトのデザインや機能を実現するためにテーマやプラグインが使用されており、アップデートによって互換性の問題が発生することがあります。
具体的には、次のような不具合です。
- Webサイトのレイアウトが崩れる
- お問い合わせフォームが正常に動作しなくなる
- 一部のページが表示されなくなる
- WordPressの管理画面にアクセスできなくなる
特に、長期間アップデートしていないサイトでは、古いテーマやプラグインが新しいバージョンに対応していないことがあり、不具合が発生しやすく、修正に時間がかかる可能性があります。
そのため、アップデート前にはバックアップを取得し、必要に応じてテスト環境で動作を確認することが重要です。不具合が発生したときに復旧できるよう、準備しておくことも大切です。
専門会社による保守のメリットは、アップデートの操作を代わりに行ってもらうことだけではありません。アップデートによって不具合が発生した場合にも、原因を調査し、適切な対処方法を判断できることにあります。
保守契約を結ばず、必要なときだけ依頼することはできる?
保守契約を結んでいなくても、WordPressのアップデートや不具合の調査・修正などを必要なときだけ専門会社に依頼することは可能です。このような依頼は「スポット対応」と呼ばれます。
ただし、スポット対応にはいくつか注意点があります。
まず、依頼から対応までに時間がかかることがあります。初めて対応するWebサイトでは、WordPressやサーバーの設定、使用しているテーマやプラグインなどの調査から始まることが多いためです。
スポット対応を利用する場合も、WordPressやプラグインの脆弱性情報の確認や対応の判断は、基本的に自社で行うことになります。
一方、脆弱性情報の確認や緊急対応が含まれる保守契約であれば、専門会社に継続的な管理を任せられるため、重大な脆弱性情報を見落とすリスクを減らし、必要な対策を適切なタイミングで行いやすくなります。
WordPressのセキュリティ対策は、一度行えば終わりというものではありません。WordPress本体やプラグインの更新、脆弱性への対応、バックアップなど、継続的な管理が安全な運用につながります。
WordPressの保守契約を検討した方がよいのは、どのような企業?
保守契約が必要かどうかは、Webサイトの規模だけでなく、社内でどこまで対応できるかによっても変わります。
例えば、次のような状況に当てはまる場合は、専門会社への保守委託を検討するとよいでしょう。
- WordPressを最後にアップデートした時期がわからない
- WordPressのセキュリティに関する情報を確認していない
- 問題が起きたとき、誰が対応するのか決まっていない
- 社内にWordPressやサーバーに詳しい担当者がいない
- アップデートで不具合が起きるのが心配で、更新できていない
- バックアップが取れているか、データを元に戻せるかがわからない
- Webサイトが停止すると、会社の業務に大きな影響が出る
特に注意したいのは、Webサイトが問題なく表示されているからといって、安全な状態とは限らないということです。例えば、何年もアップデートしていないWordPressサイトでも、見た目には問題なく表示されていることがあります。
しかし、古いWordPressやプラグインには、すでに知られている脆弱性が残っている可能性があります。今まで問題が起きていないという理由だけで、安心することはできません。
WordPressの保守契約では、何を確認すればよい?
WordPressの保守サービスは、提供する会社によって作業内容が異なります。
保守契約を結ぶ際には、どこまで対応してもらえるのかを事前に確認しておくことが大切です。
特に、次の点を確認することをおすすめします。
1. WordPressのアップデート
WordPress本体やプラグインなどをどのくらいの頻度で更新してもらえるのか。更新前後の動作確認も行ってもらえるのか。
2. 脆弱性への緊急対応
WordPress本体やプラグインに重大な脆弱性が見つかった場合、定期的な更新日を待たずに対応してもらえるのか。
3. バックアップ
Webサイトのデータをどのくらいの頻度でバックアップしているのか。また、バックアップデータを本番サーバーとは別の場所に保存しているのか。
4. アップデートによる不具合への対応
アップデートで不具合が発生したとき、どこまで対応してもらえるのか。原因の調査や復旧、修正などの作業に別途費用がかかるのか。
5. サーバーの管理
WordPressだけでなく、PHPなどのサーバー側のプログラムについても管理してもらえるのか。
なお、保守契約を結んだからといって、すべてのセキュリティ上の問題を防げるわけではありません。WordPress本体やプラグインの保守に加えて、サーバーの設定やアカウントの管理なども、Webサイト全体のセキュリティを守るうえで重要です。
フェアグラウンドのWordPress保守について
フェアグラウンドでは、WordPressサイトの保守サービスを提供しています。
WordPress本体やプラグインのアップデート、バックアップ、重大な脆弱性が見つかった際の緊急対応など、お客様のWebサイトの状況やご要望に応じた保守を行っています。
また、WordPress本体やプラグインの定期的なアップデートでは、テスト環境での検証などを通じて、Webサイトへの影響を確認しています。
他社が制作したWordPressサイトの引き継ぎにも対応しており、保守だけでなく、サイトの運用や改修についてもまとめてご相談いただけます。
弊社の保守内容や、WordPressのアップデートに対する考え方については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
実際に、サイトの改修から継続的な保守まで対応した事例もご紹介しています。
WordPressの管理状況に不安がある方や、保守をどこまで依頼すればよいかわからない方は、お気軽にご相談ください。







