コストパフォーマンスを意識したWordPressサイトの構築方法などあれば教えてください。
最終更新日:2022.11.22
WordPressサイトのリニューアルは制作方法や仕様によって製作費は大きく異なります。製作費は、デザインや機能、サイトボリュームによって変わりますが、ある程度、初期構築費用はかかります。
限られた予算内でリニューアルを行うには、大きく分けて2つの方法があります。
- 既存サイトを流用し、WordPressサイトを作成する
- 既存のWordPressテーマを使用する
①既存サイトを流用し、WordPressサイトを作成する
既にWordPressでない静的なサイトがある場合、既存サイトのデザインを流用してWordPress化することも可能です。
デザイン費がかからず実装費もおさえられるため、全体として費用をおさえることができます。
また、既存サイトがWordPressの場合は、機能をそのままにデザインのみの変更を行うことも可能です。デザインや実装作業の一部が不要になりますので、費用をおさえることができます。
この場合の注意点として、既存のWordPressサイトのメンテナンスがあまり行われていない場合、WordPress本体やプラグインのバージョンなどが古く、セキュリティに問題が生じている場合もあります。
その場合、アップデートやメンテナンスを行う必要はあります。
既存サイトの流用でWordPressサイトを作成するメリット
- デザイン費、実装費をおさえることができる
- 既存サイトがWordPressの場合、今までの管理画面で操作できる
既存サイトの流用でWordPressサイトを作成するデメリット
- 既存のサイトのデザインをそのまま利用する場合、更新性は上がるが、SEO、表示速度などの改善には至らない
- 既存のWordPressを流用する場合、機能面やセキュリティで問題が発生していた場合、別途作業を行う必要がある
②既存のWordPressテーマを使用する
WordPressには、有料・無料の優れた既存テーマが数多く配布されています。既存テーマをカスタマイズすることにより、納期やコストを短縮することができます。
既存テーマを使用するメリット
- デザイン費、実装費を抑えることができる
- 有料・無料問わず、高機能のテーマから選ぶことができる
既存テーマを使用するデメリット
- デザインに制約がある
- 有料テーマの購入コスト、カスタマイズ費がかかる
WordPressの有料既存テーマの一例
Snow monkey
⇒ https://snow-monkey.2inc.org/
様々なデザインパターンがあらかじめ用意されている、高品質なWordPressテーマです。
買い切りでなくサブスクリプション契約(年間16,500円)(2022年8月現在)になりますので、ランニングコストはかかります。
Swell
高機能で使いやすいWordPressテーマです。購入価格は税込17,600円(2022年8月現在)ですが、買い切りで利用することができます。
無料の既存テーマの一例
Cocoon
シンプルなデザインのWordPressテーマです。すべての機能を無料で使うことができます。
Lightning
⇒ https://lightning.vektor-inc.co.jp/
100%GPLのWordPressテーマで、どんな用途にも完全無料で使用できます。
こちらのテーマは厳しい審査を通過したテーマだけが登録される「WordPress.org公式ディレクトリ」にも掲載されていて、安心して利用することができます。
まとめ
WordPressのオリジナルテーマの作成には費用・日数がかかりますが、サイトリニューアルで実現したいことを絞り込めば費用をおさえることも可能です。
今回ご紹介したのはリニューアル費用をおさえる方法ですが、もちろん、フルリニューアルにもメリットはあります。
フルリニューアルは初期費用と期間がかかりますが、サイトを根本から作り直すことで、その後に生じるかもしれない改修の頻度を減らすことで、結果的に費用をおさえることができるかもしれません。長期的に考えれば、フルリニューアルの方が得だということもあります。
ご要望によって、ベストな方法は異なりますので、サイトリニューアルをお考えの方は、専門の制作会社に相談してみるのがよいでしょう。もちろん、当社でもご相談承ります。