最終更新日:2023.05.01
はい、こちらはなかなか悩ましい問題ですね。すでに公開されているサイトを「改修」して更新するとのことですから、公開前には必ず「テストアップ」を行うことになると思います。
テストアップはテストサイトで実施することになりますが、テストサイトの有無はもちろん、状態によってプロセスが変わってきますので注意が必要です。
テストサイトの「あり/なし」で、大きく2つに分けて解説していきます。
テストサイトがない場合 ⇒ 「貴社サーバ内に新規構築」
ウェブサイトは公開するまでに何度か「テストアップ」が行われ「テスト確認」が行われたばずですが、その所有権が制作会社にあり、最終的に依頼元に納品されていないというケースもあると思います。
こういった場合、現在の本番WordPressサイトを複製するように、テストサイトが構築されることになると思います。本番サイトでいきなり改修を実施するということはありえませんので、「テストサイト構築」というプロセスが改修作業に含まれることを理解しておくとよいでしょう。
テストサイトは貴社のご契約サーバ内に構築することがおすすめです。そうすれば以後も貴社の所有物として運用していくことができますので。
テストサイトがない場合 ⇒ 「制作会社サーバ内に新規構築」
上述の通り、「テストサイトがない」場合、自社で管理できるサーバ内に構築することがおすすめです。ですが、予算の都合等で制作会社側のサーバにテストサイトを構築するケースもあります。
作業進行には大きな影響はありませんが、テストサイトの契約元が制作会社になるため、公開後のテストサイトの運用等については事前にしっかりと取り決めておく必要があるでしょう。
テストサイトがある場合
改修対象のWordPressサイトが構築されたときに、テストサイトも構築されるはずですので、「テストサイトもある」というケースがほとんどでしょう。
ただし、WordPressのような動的CMSサイトの場合、本番サイトとテストサイトを完全同期しながら運用することはあまりありません。
そのため本番サイトとテストサイトでは、投稿(ページ)内容はもちろん、バージョン等も大きく異なっているはずです。
改修作業を進行するにあたって、テストサイトのWordPressを、本番サイトとまったく同じ環境・状態にする「アップデート作業」を行う場合もありますので、このことも頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
まとめ
繰り返しになりますが、修正点を確認せずに本公開するということはありえません。「テストサイト」の有無や状態によってプロセスは異なりますが、新規構築やデータ同期などが行われることを理解しておきましょう。